BTC14000ドルにタッチ 大統領選を目前にアルトターン開始か?【仮想通貨相場】








先週(10月26日〜11月1日)のビットコイン(BTC)対円相場の週足終値は、前週比75,669円(5.54%)高の1,440,970円と、2018年1月以来初めて週足終値で140万円台を回復。10月月足では、306,720円(26.96%)高の1,444,354円と140万円を2017年12月ぶりに終値で奪回したことに加え、三役好天を示現した。

先週のBTC相場は伝統的金融市場とは独立した動きが目立ち、1週間を通して米主要3指数が下落し、広範なドル買いがユーロドル、ひいては金相場の重石となる中、底堅く推移した。28日に主要3指数が急落した際は、流石に暗号資産(仮想通貨)市場も影響を受けたが、BTCは対ドルで12,800ドル〜13,000ドルエリア(第2図内緑帯に相当)がサポートとなり、粗い値動きとなりつつも安値を切り上げ続け、対ドルでは一時14,000ドル(146.5万円)にタッチする場面も見られた。

今週は3日はついに米大統領選の投開票日だ。通常であれば、日本では4日昼頃から激戦州の集計も出てくる筈だが、今回は郵便投票が急増しているため集計には相当な時間がかかると予想される。トランプ大統領は郵便投票を強く批判してきたことから、トランプ氏の支持者は投票所にて直接投票している可能性が高く、集計開始直後はトランプ氏優勢となると予想されるが、世論調査が最終的な結果に反映されるとしたらバイデン氏が郵便票で巻き返すというシナリオも考えられる。今週は集計開始からこうした情報が錯綜することも予想され、株式市場や外為市場は振り回されやすいだろう。株式市場が大荒れとなり、逃避目的のドル買いや追証補填のドル需要が高まれば、流石のBTC相場も影響を受ける公算は高いため注意しておきたい。

一方、先週は概ね上値の重い展開となったイーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCC)、ライトコイン(LTC)といった主要なアルトコインに週末から買いが入っており、仮想通貨市場はアルトターンの様相を呈している。大統領選という外部環境の不透明要素がある中、アルトコインの買いが続くかは判断し難いが、投開票日まで仮想通貨市場全体的に買いが順回転する市況が続くか。

他方、テクニカル的には、強気のチャート構造が維持されているBTCの対円相場だが、相場上昇に対してRSIが下落する「ダイバージェンス」が疑われる。ダイバージェンスはトレンド転換のサインとなり、今年の8月上旬から中旬にかけても見られたパターンで、後に相場は大きく値幅調整となっていた。

アルトターンで順回転相場に期待したいところだが、今週は大統領選に加えRSIのダイバージェンスも疑われるため、様子見が無難か。

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